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注文住宅の土地の探し方と契約までの流れを解説!見つからないときの対処法も

マイホームを建てるには、まず土地が必要。
親などから土地を受け継いでいる場合を除いて、
多くの人はまず「土地探し」から始まると思います。

でも、土地の探し方って、何が良くて何が悪いのか正直見分けづらい。。
そこで今回は、注文住宅の土地の探し方や、契約までの流れ、
見つからない時の対処法まで、まるっと解説していきます!

目次

【注文住宅】土地の探し方の基礎知識

土地の探し方の基礎知識

土地探しを始めると、意外と専門用語が多くてびっくりすると思います。

知識のないまま土地を選んでしまうと、最悪の場合、
希望している家が建てられない土地になってしまっている可能性も・・・。

土地のせいで希望の家が建てられないなんて嫌すぎる!!!

そこで、注文住宅の土地の探し方の前に、
まずは最低限必要な基礎知識を紹介させてください。

用途地域

用途地域とはエリアごとに「土地の利用方法」を定めるもので、
この分類によって、建物の使用用途や高さなどが制限されます。
具体的には、以下のような分類になっています。

用途地域それぞれの目的・建てられる建物の種類
第一種低層住居専用地域低層住宅のための地域です。小規模なお店や事務所を兼ねた住宅、小中学校などが建てられます。
第二種低層住居専用地域主に低層住宅のための地域です。小中学校などのほか、150平米までの一定のお店などが建てられます。
第一種中高層住居専用地域中高層住宅のための地域です。病院、大学、500平米までの一定のお店などが建てられます。
第二種中高層住居専用地域主に中高層住宅のための地域です。病院、大学などのほか、1,500平米までの一定のお店や事務所など必要な利便施設が建てられます。
第一種住居地域住居の環境を守るための地域です。3,000平米までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。
第二種住居地域主に住居の環境を守るための地域です。店舗、事務所、ホテル、カラオケボックスなどは建てられます。
準住居地域道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。
田園住居地域農業と調和した低層住宅の環境を守るための地域です。住宅に加え、農産物の直売所などが建てられます。
近隣商業地域まわりの住民が日用品の買い物などをするための地域です。住宅や店舗のほかに、小規模の工場も建てられます。
商業地域銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域です。住宅や小規模の工場も建てられます。
準工業地域主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。
工業地域どんな工場でも建てられる地域です。住宅やお店は建てられますが、学校、病院、ホテルなどは建てられません。
工業専用地域工場のための地域です。どんな工場でも建てられますが、住宅、お店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。
引用・参照:国土交通省「用途地域

「制限」と聞くとデメリットが多いように感じますが、実はメリットもあります。

例えば、第一種低層住居専用地域の場合、
同じ地域内に営業用倉庫やカラオケボックスなど、
大きな音の出る可能性のある建物は立ちません。
そのため、落ち着いた雰囲気の住宅街を好む方には、むしろ良いエリアと言えますね。

地目

地目は、その土地の現状や使用目的などによって、その種類を示すためにつけられた分類名のこと。
全部で23区分ありますが、注文住宅の土地探しで目にするのは主に以下の5つです。

宅地建物の敷地およびその維持、もしくは効用を果たすために必要な土地
農耕地で用水を利用して耕作する土地
農耕地で用水を利用しないで耕作する土地
山林耕作の方法によらないで竹木の生育する土地
雑種地どの地目にもあてはまらない土地
引用・参照:国税庁「土地の地目の判定

通常、家を建てるときは地目が「宅地」となっている土地を探しますが、
中には地目が「畑」や「雑種地」などになっている場合もあります。

その場合、地目を宅地に変更するために「地目変更」や「農地転用」の手続きが必要となり、
手続きを専門家に依頼する場合は、別途7万円〜10万円程度の追加費用がかかってしまいます。

建ぺい率

建ぺい率は敷地面積に対する建築面積の割合を示していて、
土地ごとに割合が決められています。

70坪の土地に対して35坪の建物面積なら、建ぺい率は50%ですね!

同じ敷地面積の土地でも、
建ぺい率が変われば建てられる建物の広さも変わってしまうので、
注文住宅の土地を探す際は特に重要な項目になります!

ちなみに、カーポートや倉庫を置く予定がある場合、
設置方法によっては建ぺい率の建築面積に含めなければいけない
ことも多いので、注意しましょう。

容積率

容積率は、敷地面積に対する延床面積(=建物の全ての階の床面積の合計値)の割合です。

建ぺい率は建物自体の広さを決めるための判断軸だったのに対して、
容積率は何階建てまで建てられるかの判断軸になります。
特に、3階建て以上のお家を目指している場合、
容積率によっては床面積の調整が必要なこともあるので注意してください。

ちなみに、地下室やビルトインガレージ、ロフトなどは容積率の計算に含まれないそうです◎

注文住宅の土地の探し方は4つ

注文住宅の土地の探し方は、大きく分けて4つの方法があります。

  • インターネットで探す
  • 自分で売地を探す(チラシや人の紹介、現地を歩いて見つけるなど)
  • 不動産会社に依頼して探してもらう
  • ハウスメーカー、工務店に依頼して探してもらう

1つ目の「インターネットで探す」は、すでに行ったことのある方も多いのではないでしょうか。
たくさんの情報を一気に見られるメリットはありますが、様々な理由であえてインターネット上に載せない物件もあるので、ネットだけで探すのではなく、他の方法でも併行して調べる方がおすすめです◎

土地の探し方は「ハウスメーカーに頼む」がおすすめな理由

ハウスメーカーに土地探しをお願いする理由

注文住宅の土地の探し方のうち、一番おすすめなのは
「ハウスメーカーや工務店に依頼して探してもらう」です。
その理由は次の4つ。

  • 土地と建物の予算を総合的に判断してくれる
  • 建てたい家に合った土地を提案してくれる
  • ハウスメーカー・工務店が独自に所有している土地もある
  • 周辺の住宅の情報から地盤の強さを予測できる

それぞれ詳しくご説明します!

土地と建物の予算を総合的に判断してくれる

土地と建物を別々に購入する場合、家づくりにかける全体の費用は自分で管理しなければいけません。
ハウスメーカーが決まる前に土地を契約してしまうと、
イメージ通りの家に仕上げるには大幅な予算オーバーになる可能性も。

対して、土地探しからハウスメーカーに依頼した場合、
「建物にどのくらいかかるか」を把握した上で土地を探してもらえるので、予算のズレが少なくてすみます◎

建てたい家に合った土地を提案してくれる

希望している間取りや階数が決まれば、必要な坪数を出してもらえるので、
建てたい家の大きさに見合った土地を探しやすくなります。

また、土地の契約前に、その土地に合わせた間取り図や見積もりを出してもらうことができるので、
安心感を持って土地の契約ができるようになります。

ハウスメーカー・工務店が独自に所有している土地もある

地域密着型のハウスメーカーや工務店では、自社保有の土地を紹介してもらえることもあります。

自社保有の土地の場合、「そのメーカーで建物の契約をしないと売ってもらえない土地」
であることがほとんどなので、競合が少なく、他の土地に比べてゆっくり検討しやすいのでおすすめ◎

また、タイミングによっては、自社保有の土地のうち、
まだ市場に出していない公開直前の土地の情報も優先的に教えてもらえることもあります。

周辺の住宅の情報から地盤の強さを予測できる

土地の地盤調査は、基本的に土地の契約後に行うもの。
そのため、地盤補強が必要なのか、どの程度の工事が必要なのかは、
実際に契約してから初めて分かることが多い
です。

ですが、大手ハウスメーカーなど、その土地の近辺に同じメーカーでお家を建てたお客様がいる場合、
その時の地盤調査の内容をもとに、地盤補強の必要性をある程度予測することが可能になります。

もちろん、地盤補強の必要性は色々な基準で判断されるため、
周りの家と全く同じという保証はないですが、少しでも事前に予測ができるのは安心ですね。

注文住宅の土地探し〜契約までの流れ

注文住宅の土地探し〜契約までの流れ

それでは、ハウスメーカーに土地の提案まで依頼した場合の、土地探し〜契約までの流れを見てみましょう!

STEP
予算を決める

まずは注文住宅全体の予算から、土地にどれぐらいの費用をかけられるのかを決めましょう。
ハウスメーカーが事前に出してくれた建物部分の見積もりを参考に、どの程度までなら許容できるのかを判断してください◎

STEP
条件を決める

住みたいエリア / 駅からの距離 / 学校やスーパーなどの近隣施設からの距離 /
土地の広さ / 日当たりなど、希望する土地の条件を家族で話し合ってみましょう。

条件が出揃ったら、優先順位を決めることも大切です!
絶対に外したくない条件や、できれば叶えられたら嬉しい条件など、大事な場面できちんと決断できるような順位づけをしておいてください◎

STEP
土地を探す

ハウスメーカー側から予算・条件に見合った土地をいくつか提案してもらえるので、実際に現地もチェックしながら、希望に合った土地を探します。

なお、すでに家が立っている土地の場合、取り壊し費用は売主と買主どちらの負担になるのかも、事前に確認が必要なので注意してください⚠️

STEP
買い付け

希望に合いそうな土地が見つかったら、「買付証明書」というものを提出します。
買付証明書は簡単にいうと「いくらでその土地を買いたいか」を申告するものになります。

土地は一般の商品とは異なり、ホームページなどに出ている価格から、お勉強代として少しお安くしていただくことも多いです。
そのため、まずはこの買付証明書によって、いくらでこの土地を買いたいのかを提示します。

なお、土地を購入する権利は一般的にこの買付証明書の提出順になりますが、定価よりも低い価格で提出した場合、価格差によっては後から来た人を優先されてしまう場合もあるので、提出する金額はハウスメーカーの担当者とよく話し合って決めることが大切です。

STEP
プラン・見積もりの作成

買付証明書を提出してから、実際に契約可能となるまで2週間ほどの猶予があります。

この間に、ハウスメーカーと間取りや建物部分の見積りを精査し、本当にその土地でイメージしている家が建てられるのか、建物の価格を含めても予算オーバーにならないかをきちんと見極めていきましょう!

STEP
土地契約

プラン的にも問題なく、土地も購入可能となりましたら、無事に土地の契約になります。

STEP
ローン申込

土地の決済は注文住宅の契約前になるので、住宅ローンは使えません

つなぎ融資を活用したり、土地先行融資が可能な銀行の場合は、土地分の融資を進めてもらえるよう手続きを進めていきましょう!

STEP
土地の引き渡し

土地の引き渡しが完了したら、いよいよ建物の具体的な打ち合わせが始まります!
予算オーバーに注意しながら、希望を最大限叶える家づくりを目指してください♪

注文住宅の土地の探し方で気をつけること

注文住宅の土地の探し方で気をつけること

土地探しにはいくつか気をつけるべきポイントがあります。

なるべく現地まで確認しに行く

可能な限り、現地まで足を運んで確認に行きましょう!

販売図面だけでは周辺の環境を完全に読み取ることはできません。
交通量が多く、夜遅くまで頻繁に車が通ったり、駅までの道が急な坂道になっていたり、
住んでみて「こんなはずじゃなかった」とならないように、
できれば日中と夜の周辺環境をチェックできると良いですね。

100%の土地はほぼ出てこない

土地探しにおいて、希望を100%叶えた土地はほぼ出てきません。

希望の60%が叶えられそうであれば及第点として、良い土地を求めすぎないようにすることも大切です。
最初に決めた土地選びの条件をもとに、○×表などを作って比較するのも良いですね。

「何も感じない」は意外といい土地

土地の場合、物件のように「実際に見てみたらビビッときた!」という経験はあまりありません。

実際に訪れてみて気になるところも特になく、
「ふーん」という感じで何も思わない土地であれば、
あとは建物の完成度を高めて良い方向に進むだけなので、結果的に良い土地ということになります◎

希望の土地が見つからない時は?

希望の土地が見つからない時は?

土地はご縁ものなので、たくさん探し回ってもいい土地が見つからないこともあります。
そんな時は、次の3つを検討してみてください。

エリアを変えてみる

子どもの学区などに縛られないのであれば、いっそのことエリアを変えてみるという選択肢はいかがでしょうか。
エリアによっては最寄駅を少し変えることで、新しい土地が見つかることもありますよ。

期限を決めて待ってみる

希望の引越し時期までに余裕があるのであれば、無理にその時ある土地で決め切ろうとせず、少し待ってみるのもひとつの手です。

ただし、待ったからといって必ずしも希望の土地が出てくるわけではないので、期限を決めつつ、及第点をつけられそうな土地があれば、積極的に検討を進めていきましょう!

また、待っている期間は長くても3ヶ月以内を目安にすると良さそうです。

まとめ

まとめ

注文住宅の土地探しは、ハウスメーカーと協力しながら進めるのが効率的。
ハウスメーカーに土地探しを依頼することで、以下のようなメリットがあります。

  • 土地と建物の予算を総合的に判断してくれる
  • 建てたい家に合った土地を提案してくれる
  • ハウスメーカー・工務店が独自に所有している土地もある
  • 周辺の住宅の情報から地盤の強さを予測できる

また、土地の用途地域建ぺい率容積率など、家の構造自体に影響を与えそうな部分については、
自分自身でも必ずチェックするようにしてくださいね◎

みなさんが希望の土地に出会えることを願っています!

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